気侭日記

気侭にのんびりと更新中。

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2014-04-03-Thu-07:34

【 小説付き 】 367

▼さくら

春と言えば桜です。うちの近所はもう葉桜です。
桜の開花宣言があると突風が吹いたり大雨になったりするから不思議。
でも雨が降ると冬が終わったんだなぁ〜てしみじみ感じます。
満開になっても雪降ることあるらしいけどね!乙なもんだけどね!
先週末には満開だー!て一本桜見てわくわくしてたのにもう終わりかぁ(´Д` )
庭に蒔いた大いなる実り(無配したやつ)は色んなお花を咲かせてます。
切れ端全部プランターに突っ込んだから見た目ジャングルだけども…
可愛いよ!とってもかわいい!
今度何の花かちゃんと調べようと思います。
考えてるうちに花散ってそう。うん。

週末!
ついに、ついについにアニメFT再開!放送日!
大魔闘演武最終日ー!今から動くFT見るの凄く楽しみ!
竜王祭ではOP流れたりしたそうですが、萩野は明後日までお預け…!楽しみだなぁどんな感じなのかなぁ
そして同日に月マガ発売します(°▽°)ナツとルーシィのお話ですってよ!
5誌連動FT祭、今のところ全部購入してます。こんなに雑誌買うの初めてだよ…
なので月マガもと思うのですがさてどこで買おう。
1番手近なのはコンビニですが、本屋さんには売ってるのかな?
今年はFTで色々な企画があるみたいなので今からわくわく。
土曜日が待ち遠しい〜

追記になつるちゃん小説ぽいぽい。

【急がば回れ、君と共に/FTナツルー】












ほんのちょっとの浮いた心で、
ほんのちょっとの遠回り。







寝坊したわけではない。
今日の起床時間はいつもよりずっと早い。
小説を書いているわけでもない。
文の認められた紙束は机の上にきちんと揃えて置かれている。

それなのに、ルーシィはギルドへ行かず、自室のソファーに腰掛け、手持ち無沙汰に髪先を弄っていた。しきりに時計に目をやり、時間を確認しては深く深く息を吐く。そんなことを小一時間繰り返しているのだ。

「何してんだろ、あたし…」

言い、また一つ息を吐く。
視線の先には大きなショルダーバッグ。入りきらなかったののか、カバンの口からはジャガイモやニンジンの一部が覗いている。これがルーシィがギルドに行っていない理由だった。

「…待っててくれてるのかな」

言い、ぼんやりと二人の顔を思い浮かべる。雑に跳ねた桜髪の青年と、空を飛ぶ青い子猫。今日は彼らの自宅に招待されていた。
昨日ひょんな会話から、ルーシィがナツの家でご飯を振る舞うことになったのだ。最初は嫌がっていたルーシィも、自宅でルーシィの手料理が食べれると喜ぶナツとハッピーの姿に何だか嬉しくなって、思わず二つ返事で了承してしまった。

だって嬉しかったのだ。

誰かの家に招かれることが。

再度今の時刻を確認する。9時40分。約束の時間はお昼なので、今から向かうには早すぎる。それに、早く着きすぎるときっと相手にも迷惑だ。待っていてくれているなんて、そんなの訪問者のワガママでしかないのだから。

「……」

そこまで考えて、またひとつ息をつく。

らしくない。
こんなネガティブな考えも。
こんなワクワクしてる自分の心も。

ルーシィは頭を振り、暗がりになった自分の気持ちを振り払う。
どうも考えがうまく纏まらない日のようだ。そんな時は、一箇所で留まっているより動いた方が気分もスッキリするだろう。
そう思い直し、ルーシィは重たいショルダーバッグを肩に掛けて部屋を後にする。

ピンク色のカーテンが小さくふわりと翻った。







いざ外に出てきたは良いものの、今から向かうにはやはり早すぎる。
そんな時、ふと頭を過ったのはマグノリアの露店通り。新鮮な果物や野菜、工芸品などの店が所狭しと連なっている、商業都市マグノリアでも有名な観光名所のひとつだ。ただし、そこに行こうとすると、ナツとハッピーの家に行くには大きく迂回するルートになってしまう。

「ま、時間はまだあるし。折角だから何か果物でも買って行こうかしら」

自宅を片付けて食器を出しておくようには言ったが、食材についてはあまりアテにしてはいけない。以前一度だけ彼らの自宅にお邪魔したことがある(その時は無許可で入った)が、どこもかしこも三散らかしでとても料理ができるような家ではなかった。食卓に無造作に積まれた缶詰めたちを思い出しながら、ルーシィは息を吐いた。

「…サラダを作った方がいいわね…」

生憎、手持ちの荷物には野菜類がとても少ない。肉や魚メインの二人の食生活を考えると、自分が料理を作る時くらい生野菜を取ってもらわなければ。
そう思い直し、ルーシィは身体を半転させて大通りから脇道に入る。道なりに10分程歩くと、目的の露店通りに辿り着いた。

無造作に積み上げられた野菜や果物。
耳馴染みの客引きの声。
買い物客の楽しげな表情。
どこか懐かしい料理の匂い。

この場所に来る度、自分もマグノリアの一員なのだと実感する。同時に、この街に来て良かったと思うのだ。ここには、ルーシィが愛して止まない「日常」が存在するから。
ずっと憧れていた。大好きなギルドで冒険をして、大好きな街に住み、大好きな仲間と笑える、そんな日々に。
ハルジオンで彼に手を引いてもらえたあの日に、ルーシィの夢は叶ったのだ。

「ルーシィ!」
「⁉︎」

今まさに思い描いていた人物の声に、ルーシィは慌てて振り返る。すると、人混みの中からひょっこりと見知った桜髪が顔を覗かせた。

「ナツ⁉︎ あんた、なんでここに…」
「それはこっちの台詞だぞ。オレらん家来るんじゃなかったのかよ」
「行くわよ。でも、約束の時間は昼じゃない。まだ早いでしょ」
「? 別に好きな時間に来れば良いんじゃねぇの」
「……」

あぁ、こいつはこういう奴だった。
何気ない一言で、今までの悩みを払拭してしまう。それも、考え込んでいたことがバカみたいだと思うくらい、あっさりと。
いつの間にか傍に寄ってきたナツは、返事がないのを不思議に思ったのか、ルーシィの表情を窺うように首を傾げた。パチリと二人の視線が交差する。

「どーした? 腹減ったのか?」
「…それはナツの方でしょ」
「おう、腹減った! ルーシィ、早く飯作ってくれよ!」
「相当自分勝手ね、あんた…」
「いいだろ、好きなんだから」

言い、邪のない笑顔をルーシィに向ける。どくん、とルーシィの鼓動が大きく脈打った。

好きって。

好きって、あんたねぇ。

また振り回されている。ナツの言葉に、表情に、行動に。自分自身がそれらを真に受けるからだと頭では分かっているのだが、気持ちは理性ではどうすることもできなくて、結局いつも振り回されてしまう。
今だってそう。たった一つのナツの言葉に浮いた気持ちになっている。何気ない一言に一喜一憂してしまう。

それはまるで、純情な少女のように。物語上にしかない色付いた感情のように。

勘違いだって分かってる。世間知らずだって分かってる。それでも心はぐらぐら揺れて、熱い何かが内側から湧き出てくる。ナツといるのが楽しくて、嬉しくて、ちょっぴり苦しくて、それでもやっぱり傍にいたくて。そんな自分を認めたくなくて、今朝のように今度は卑屈な気持ちになってしまう。
識りたいけど、解りたくない。
不可思議な気持ちを知ってから、ルーシィのジレンマは増すばかりだった。

なのに、

「片付けてたら家に飯の材料がないってハッピーに言われてな。買いに来たんだよ」

当のナツはいつも通り気さくに話し掛けてきて、一人の仲間として扱ってくる。それがナツの良さであり、同時に鈍感な所でもある。人の気も知らないでと何度悪態付いたことだろう。

「でも、会えてよかった」

そしてその悪態も、すぐにこの笑顔に解されてしまうのだ。先程の無邪気な笑顔とは違う、少し大人びた優しい笑顔に。

「こっち来たらルーシィに会える気がしたんだ。ハッピーも待ってるし、早くうちに帰ろうぜ」

そう言って、ナツはひょいとルーシィの肩からカバンを奪い、逆の手で制止しようとしたルーシィの左手を掴んだ。そのまま「しゅっぱーつ!」と掛け声と共に走り出すと、当たり前のように手を掴まれたままのルーシィも引っ張られて走ることになる。

「わっ、ちょっ…何で走るのよー⁉︎」
「ハッピーが待ってるって言ったろ! 片付け全部任せてるから拗ねてるぞきっと!」
「あんたのせいじゃない!」
「カッカすんなよブサイクだぞ!」
「うっさい! 投げるわよ!」
「こえー! おっかねー!」

言い合いながらも、ナツはルーシィの手を離さない。いつの間にか、ルーシィもその手をしっかりと握り返していた。
ナツが手を引くその先には、いつだって笑顔であれる自分がいるから。

ああそうか、とルーシィの中でストンと何かが落ちた。
笑顔でいられるから、ナツの傍にいたいのだ。楽しいから、ナツと一緒にいたいのだ。
単純で、子供っぽい。だけど素直なルーシィの本心。

浮いた心は、明確な名前のない幸せの萌芽。

躍起になって否定しても、はたまた何であるかを識ろうとしても、花の咲いていないそれにはまだ名前なんて付いていない。だから、どんなに急いでも、焦っても、名前なんて識ることはできなかった。無いものを在ると思い込んでいたからこそのジレンマだったのだ。
けれど確かにあるそれは、いつか必ず咲き誇るだろう。それが数日後なのか、数ヶ月後なのか、数年後なのかは分からない。それでも必ず、この芽は生長し花を咲かせる。

それならば。

その場所に着くまでに沢山回り道をしよう。
色取り取りの気持ちに出逢おう。
同じ道には、きっとーーー

自分を呼ぶ声に、ルーシィは太陽のような笑顔で答えた。



急がば回れ、君と共に
願わくば、その花の名前を君が付けてくれますように。







「たっだいまー!」
「お邪魔しまーす」
「あー! やっぱり二人揃って帰ってきた! ねぇねぇルーシィ、ナツってば酷いんだよ!」
「片付け押し付けられたんだってね。ご褒美にお昼はお魚料理にするわね」
「やったぁ!」
「ズリいぞハッピーだけ! オレだって最初はやってたんだからな!」
「でも最後までやってたのはハッピーなんでしょ」
「うぐ…い、いあ、でもルーシィが持ってきた材料で作れるのってカレーだろ!」
「待って、何で中身見てないのに分かるの」
「におい」
「あぁ…」
「ナツは鈍いなぁ。カレーは煮込んで美味しくなるんだから夕飯なんだよ」
「なるほどなー! でも煮込むなら明日の朝飯の方がいいんじゃねぇのか?」
「あい、そうだね。それならさらにお昼の方がいいよね」
「その夜…」
「カレーだけ作って帰るわよ」
「「ごめんなさい」」

2014.04.02.
花より団子。
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