気侭日記

気侭にのんびりと更新中。

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2013-04-04-Thu-19:07

【 小説付き 】 328

▼ほら、これ!

照れナツくんぷめぇ

新年度が始まってさらに始まったものとは何か。
言わずもがなもちろんそれはフェアリーテイルベスト!!!!ベスト!!!!!
今日から開始なんすよね…しかも第一話からなんですよねリアタイで見たかった…
なつるちゃんの邂逅ですよ。運命の出会いの日ですよ。
これが鼻血なくしてどう語れと…むしろどうして冷静になれるかと…!!
DVD持ってないので大画面で再放送は嬉しいですなo(`ω´ )o
大画面で迫力のなつるちゃん。いやぁ…嬉しいですね…(はなぢ)
そう言いつつまだ見れてません。現在時刻はもうじき7時。
これ終わる頃には7時なんじゃないかなって思いながら電車って暑いです。うん。
最近ちょっぴり大人びたナツくんだったので、初期の頃の子供なナツくんが楽しみであります!
天狼島編入るまで子供であるが!!いや長いね!!!
どれくらいの期間やるかなぁ〜どれ放送なのかなぁ〜
アッ、OPED集発売ですよね!やったね!いつだっけ!
ドラマCDもあるしるーちゃんフィギュアあるしで買いたいもの目白押しね(////´_ゝ`)

追記になつるちゃん小説ぽいぽい。
タイトルは島/崎藤/村の初恋から。
この詩の意味が分かってからだと内容の見方も変わるかも。
萩野はこの詩が中学の頃から好きです。気になったらググってみてね!

【林檎畑の樹の下に/FTナツルー】











誰がそこに道を成したのでしょう。







真紅のカーペットを踏みしめる。その足取りに軽快さはなく、ゆったりと、けれどしっかりと一歩ずつを刻んでいく。厚みのないそれはヒールを打ち付けると、下の大理石の乾いた音を辺りに響き渡らせた。

「ルーシィ」

カーペットの中腹。自らを呼ぶ声に、ルーシィは歩みを止めた。俯いていた顔を上げると、白くぼんやりとした世界の中でよく知った桜色が揺れた。

「……ナツ」
「おう」

ルーシィが小さく零すと、ナツはいつものように竜牙を見せた無邪気な顔で答えた。

「今、『良かった』って思ったろ」
「えっ、そ、そんなこと…」
「オレの名前読んだ時、ちっと笑ったから」

ルーシィは反論しようとして、グッと言葉を呑み込む。その代わりに、上目遣いでナツの事を恨めしげに睨み付けた。「おーこえー」とナツは両手を上げたが、笑顔はそのままでルーシィの反応を楽しんでいるようだった。

まただ。また遊ばれてる。

ルーシィの気持ちを知っているのに、ナツはわざと知らないフリをしてからかってくる。いつもいつも、自分よりも『ルーシィ』を理解している。それなのに、自分はナツを彼以上に理解することができなくて、歯痒い思いばかりする。今だって、「ナツがいなかったらどうしよう」と不安に思っていたことを、ナツを信じ切れていなかったことを言い当てられたようで、心がチクリと痛んだ。
ルーシィは再び俯き、人知れず唇を強く結んでいた。悔しくて、悲しくて、寂しくて。目をギュッと固く瞑るとーーー不意に頬をぬくもりが包んだ。

「んな顔すんなって」

ナツの無骨な掌が、優しくルーシィの輪郭を撫でる。顔を上げたルーシィの琥珀色が、ナツと視線を交えると不安げに小さく揺らめいた。

「ルーシィは笑ってる方がルーシィらしいぞ」
「…何よ、今の顔はブサイクだって言うわけ」
「おう、ブサイクだ」
「ッ、失礼ね! こんな可愛い子捕まえといてブサイクなんて!」
「だっはっは、やっぱそっちの方がルーシィらしいな。だーもー膨れんなっつーの」
「誰のせいよ、ばか」

ルーシィの言葉に、皆目見当もつかねぇやという風にナツは肩を竦めてみせる。そして、肘をチョイチョイと動かしてルーシィのことを催促する。その意味に気付き、ルーシィは慌ててナツの腕に自分のそれを絡めた。ルーシィがしっかりと隣に並んだのを確認すると、ナツは腕を少し締め、先のルーシィがしたようにカーペットにゆっくりと歩を進めた。

純白の装束を身に纏った二人。

長い道の、終着地へ向けて。

「ナツは、緊張してないの?」

首を小さく傾げ、ルーシィが尋ねる。声は思わず零れた程度に小さい音だったが、竜の耳に届くには十分過ぎるくらいだった。「緊張っつーか」と、前を向いたまま同じような小声で、しかしルーシィの耳に聞こえるくらいの声量で、ナツが言葉を続ける。

「楽しい、だな」
「…あんたっていつもそうよね。そのなんでもアトラクションみたいに楽しめるの、特技なんじゃないかしら」
「ルーシィは楽しくねぇのか?」
「え…と…」

楽しくない訳ではない。けれど、今の気持ちはナツの言う「楽しい」でないことも確かで、首を縦にも横にも振ることが出来なかった。
そう、この気持ちは、きっと。

「…嬉しい、かな」

夢だったから、と繋げると、ナツは「違いねぇや」と猫のように笑い自分の方にルーシィの腕を寄せた。思わぬ力に重心が傾き、そのまま身体ごとナツの腕に着地する。ナツとは逆の向きにふわりとヴェールがひらめいた。

「けど、」

文句を言おうと口を開きかけたルーシィに顔を寄せて、ナツは三度笑いかける。

「ルーシィのこと可愛いって思うのはオレだけで良いんだよ」

ルーシィは今度こそ閉口した。







「お疲れ様ぁ」

控室に一番にやって来たのはミラジェーン。続いてエルザ、ウェンディ、シャルル、ジュビアの順に部屋に入ってきた。それを見たナツは「女しかいねぇ」とゲッソリした顔でうな垂れた。

「あら、グレイとガジルでも呼ぶ?」
「んなこと言ってねぇだろ! つか、何でこっち来たんだよ!」
「依頼も無事に完了したし、二人の様子を見に来たのよ」

言い、ミラが楽しそうに笑う。

依頼。
妖精の尻尾に「結婚式場のパンフレットの写真撮影をお願いしたい」と依頼が舞い込んだのが昨日の話。当初予定していたモデルが急に来れなくなってしまい、マグノリアでの撮影ということもあって急遽妖精の尻尾に依頼が来たのだ。最初は順当にエルザかミラジェーンという話だったのだが、デザイナーがどうしてもモデルに金髪の女の子を使いたいとのことで、ルーシィが新婦役としてウエディングドレスを着ることになった。さらに、依頼者がナツを見るなり「桜色の髪って良いわね!」と歓喜し、そのまま新郎役に抜擢され(本人はとても嫌そうだったが)、ルーシィとナツが今回の撮影のモデルとなったのだ。

「皆驚いてたわよ、ナツが暴れないなんてって」
「うっせ。討伐依頼でもねぇのに物壊すかよ」
「いつも壊してるじゃない」

シャルルにツッコまれると、ナツは不満げに唇を尖らせたが、身に覚えはあるらしく反論はしなかった。それを見ていたエルザがクスリと笑う。

「暴れなかったのもそうだが、私はナツもルーシィも緊張せず自然な表情が出来ていたことに驚いたな。ナツは本能で動くからあまり心配はしていなかったが、ルーシィは撮影となると肩に力が入ってしまうからな」
「ルーシィさん、最初は緊張していたように思えました。でも、ナツさんと言葉を交わしてから普段通りになりましたよね」
「そーかー?」

うんうんと頷くウェンディを横目に、ナツは首を傾げた。

「緊張しねぇのかとは聞かれたけど、普段通りだったぞ」
「ほぅ…見惚れていたのか」
「んな…っ!? な、な、なんでそうなるんだよ!」

エルザの言葉に、ナツの肩がギクリと強張る。その一瞬を見逃さなかったジュビアが、更に畳み掛けた。

「ルーシィのことは何でも分かってるナツさんが些細なことでも気が付かないのは珍しいです! これは惚けていたに違いありません!」
「ふ、普段通りだったって言っただろ!? 別に見惚れてなんかねぇって!」
「綺麗だったってことですね…ナツさんにもルーシィのツンデレが伝染したのでしょうか。羨ましい…ジュビアもグレイ様に見惚れてもらいたい!」

きゃあっと黄色い声を上げてジュビアの目眩く妄想の世界が演説され始めると、ミラジェーンとウェンディは楽しそうに正面でその花畑の世界を傍聴する。シャルルもしょうがないわねと息を吐き、ウェンディの膝に律儀に腰を落ち着けた。ナツはと言えば、楽しげな女子達とは対象的に、力なく机に突っ伏しだれていた。そこに、輪に入らなかったエルザが静かに近付く。

「ナツ、とにかくお疲れ様。ミラやジュビアを抜きにしても、依頼者は良い絵が撮れたと喜んでいたよ」
「そらどーも。そのことはルーシィに言ってやれよ、喜ぶだろ」
「ルーシィは?」
「ん」

ナツは頭を少しだけ動かして顎でその場を示す。それに従い目をや滑らせると、真隣のロングソファに横になっているルーシィを発見した。熟睡しているのか、服もそのまままで長い睫毛は閉じられ、豊満な胸が規則的に上下するだけである。ルーシィの身体には、先程までナツが羽織っていた純白の背広が被せられていた。
それを見て、エルザが一つ息を吐く。

「…お前も当該素直じゃないな」
「あん?」

ずり落ちて来た背広を戻してあげながら、エルザは続ける。

「いい加減気付いてやれ。ルーシィの気持ちとーーーお前自身の気持ちに」
「ワケ分かんねぇ」
「いつまでそうやって言い逃れするつもりだ? ナツ。お前だって、自分の独占欲が我々のそれと異なることくらい分かるだろう」
「…説教なら聞かねぇぞ」
「そのつもりはなかったのだがな。何、焦れったい仲間見て思わず口が滑ってしまったのだと思ってくれれば良い」
「……」

ナツは口を結び、警戒したようにエルザを鋭く睨みつける。まるで触れて欲しくない言葉があるかのように。
エルザはやれやれと肩を竦めた。

「線引きするのは勝手だが、あまり振り回してやるなよ」
「だ、」
「皆まで言わせる気か?」

言い、にこりと笑顔をつくる。ナツは先程の不機嫌が嘘かのような怯えた顔を、力一杯横に振った
。この表情をする時のエルザには、逆らうべきでないと経験則で分かっている。すると、二人のやり取りに興味を引かれたのかひょこりと顔を覗かせたミラジェーンが、ふわりと笑い、

「ねぇ、ナツ。こんな話を知ってる?」

短い詩を口遊んだ。

エルザは「まるでナツとルーシィだな」と微笑み、

ナツは両頬を林檎のように紅くした。



林檎畑の樹の下で
誰かさんが足繁く同じ場所を通ったお陰で、畑には一本の道ができました。
一体誰がその道を作ったのでしょうね、と君は楽しそうに微笑みました。







「…ナツ?」
「ん、起きたか。ルーシィ」
「あっ、えっ、あたしこのまま寝てたの!? どうしよう…ドレスがシワになったりしたら弁償じゃない!」
「別に報酬減額なんていつものことだろー、気にすんなよ」
「それもどうかと思うの…」
「まあ、さっきエルザ達が依頼人も喜んでたっつってたし、ほぼ満額貰えるんじゃねぇの」
「何でほぼってつくのよ」
「暴徒化したギルドの連中が教会を破壊したとか何とか」
「そこでどうしてあたし達が弁償するのよー!うわあん…酔っ払ってたのかしら。あとでキツくお仕置きね…」
「…なあルーシィ」
「なによ」
「ルーシィん家に道なんてあるのか?」
「目の前に」
「いあそうじゃなくて…オレが作った道っつーか…」
「ナツが? んー…」
「ねぇよな?」
「どうかしら。窓を施錠してないのは、ある意味あんたが作った道なのかも…って! べ、別にナツが来るから開けてあるんじゃないからね! 壊されるのが嫌で、しょうがなく、開けてるんだから!」
「……」
「…ナツ?」
「……」
「どうしたの茹で蛸みたいになっちゃって」


2013.04.04.
できてましたね、道。
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