気侭日記

気侭にのんびりと更新中。

2012-11-12-Mon-12:09

【 小説付き 】 298

▼ですよね

報告が遅くなってしまったのですが、ゆーくさん主催のナツルーアンソロに参加させて頂いております(`・ω・ ´)
萩野は漫画と、恐れ多くもカラーイラストで参加してます。
そんなわけで漫画の一コマをぺたり(=´∀`)人(´∀`=)
もしかしなくてもナツくんと二人並んでる場面少なくないか…イマサラタウンね…
自分で漫画描くとなんか違うってなること多いけど大丈夫かなと思いつつ。
ただ今ゆーくさん宅で予約受付中とのことなのでどうぞ宜しくお願いしますー!
クリスマスに発行予定だそうです~今からなつるちゃん楽しみっ///

なつるちゃんと言えば。
特装版のPV、やばいですね。なつるちゃんだなつるちゃんだはああんふううん!
ナツの家もきたああああ!やっときたうああ!
すごくすごく見たかった話がしかもアニメで見れるとかどうしようすごく嬉しい///
酔っ払いるーちゃんとか困惑なうなナツくんとかめっちゃ可愛いですんですん
本当はもっと叫びたいけど落ち着けえええええ!!!!!

追記になつるちゃん小説ぽいぽい!

【星喰み 6/FTナツルー】









*6


ナツとルーシィは踏み固められた人道を逸れ、草を掻き分けて歩き回っていた。時折細い枝がパキリと乾いた音を鳴らす。
獣は物音に敏感で、縄張りへの侵入に対して排他的に動く。音をわざと出し侵入を感知させれば、こちらが捜さずとも魔物は侵入者を排除しようと近付いてくるのだ。それこそが、この道なき道を突き進んでいる理由。標的さえ捉えてしまえばこっちのもの。魔物の戦闘力は大したことがないのだから、数を集めれば一気に殲滅できるし、歩き回る手間も省けるのだから効率的だ。

発案者は、勿論ナツ。

「何というか…ナツって自分のこと良く分かってるわよね…」
「ナツは珍獣ですから、あい」
「どーいう意味だよそれ」
「文字通りあんたが獣ってことよ」

滅竜魔導師というのは、どう言う訳か五感が鋭い。自らの体質を竜に変換する古代の魔法ーーそれが滅竜魔法。ナツの場合、その性格上聴覚や視覚、嗅覚に目がつくことが多い。人を探すのにまず使うのは己の視覚ではなく嗅覚。常人には嗅ぎ分けられない匂いも敏感に嗅ぎ取り、誰よりも早く目的地に辿り着くことができる。
過去にルーシィは何度もナツに助けられた。

その瞳に。
その耳に。
その鼻に。

そしてーー

「きた」

ピタリと足を止め、ナツが鼻を鳴らす。後ろに着いてきているルーシィとハッピーに手で腰を落とすよう指示し、自分もゆっくりと片膝をつく。
ひい、ふう、みい。
近くの足音の数を数え、それぞれの位置を確認する。後方と正面やや右寄り。数にして六体。六、七体の班編成を行っていると考えると一つの班がこちらに目星を付けたというところか。
しかし、動くにはまだ足りない。
ナツの優れた嗅覚と聴覚は、今よりさらに先をも捉えていた。それで隠れているつもりか、と嘲たくなる程、それらの気配は鮮明にナツに伝わってくる。大きさも、生臭さもーーその、魔力も。
いつもはさして気にしない情報であるそれも、今回ばかりは重要は意味を持っている。

重要なのは、どれだけ「早く」事を済ますか。

息を潜めて幾秒。じわりじわりと気配が近付いてくる。後方のそれも警戒しつつも後に続く。5m、3m。ナツより遅れて、ルーシィの耳にもその獣特有の足音や息づかいを捉える。その直ぐ後、


両者の空間に亀裂が入った。


「だらああああああ! 食らえッ、火竜の翼撃!」

ドゴォッと大きな打撲音が鈍く辺りに響き渡る。ナツの両腕に纏われた炎は、竜の尾かのごとく攻撃の軌跡を描き揺らめき、その余韻でまた数体を葬り去る。突然の大きな音に驚き逃げ出そうとした後方の集団は、背中を見せた瞬間にルーシィの鞭に捕えられ、ナツの目の前へと引きずり出された。間髪を入れずに、ナツの炎がそれらを焼き尽くす。
殲滅まで、ものの数十秒。
ナツ達が身を潜めていた場所は円状に焼き払われ、植物の失せた焦げ茶色が露出していた。辺りには黒焼きにされた魔物が転がり、今や生気を感じることは出来ない。

「あっけないね」

ルーシィの頭の上を陣取り、ハッピーが零す。ナツの一撃で二つの群れを潰したのだ。ルーシィもアシストしたとは言え攻撃を加えたわけではないし、ハッピーはといえばルーシィの頭に飛び乗ってそこから動いていない。
やはり、弱い。

「あっけねぇな」

不満げに唇を尖らせているーーかと思いきや、ナツは吊り目を鋭く光らせ、誰もいない虚空を睨み付けていた。

「……ナツ?」
「んあ…なんだよ」

ルーシィの声に目だけ動かすが、直ぐに視線を戻してしまった。ルーシィとハッピーは互いに首を傾げ、ナツの見る先を同じように見てみるが、あるのは深い茂みや木々ばかりで魔物の気配はない。

「ナツは何をそんなに睨んでるのさ」
「何って、そこにいる奴だろ」
「いる? だって何の気配も、」
「いる」

ハッピーの言葉を遮り、ナツが眼光をさらに鋭く光らせる。

「今だけじゃねぇ、ずっとだ。この街に来た時から近くにいやがる。オレ達に気取られないように気配殺して、それでも一定距離保って、こっちの出方を窺ってんだ」

なぁ、と挑発的に口角を吊り上げ、さらに両手に纏った炎を揺らめかせた。

「追いかけっこはもう懲り懲りなんだよ。いい加減出て来いって」

ナツが両腕を大きく振り、前にそびえる大木にその炎を打ち付けーーー


途端、辺りに突風が吹いた。


散乱していた魔物の亡骸はその風に攫われて後方へと押し飛ばされ、ナツの炎も吹き消される。日の入りを迎えた森は薄暗さを取り戻し、足下が一気に暗くなった。ややあって、ルーシィの目が暗闇に慣れてくると、ようやく現場を把握するに至る。
風に攫われずに残ったのは、ナツとルーシィ、ハッピー。
そして、

「やっとおでましかよ」

大木の傍に佇む、一人の男だった。
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