気侭日記

気侭にのんびりと更新中。

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2012-11-01-Thu-11:47

【 小説付き 】 295

▼ケーキおでーと

アニメFTがジェラエル回だったのにまだ見れてないんだ。
気付くとリアタイで見れてないだけじゃなくて溜まっていく一方だよねっていう…
マガジン見ながらはあふうしながらなつるーちゃん可愛い…
今日もなつるーちゃんが可愛いはあふう
なつるーがぶっちぎり過ぎて他のCPの話はあんまりしないけど、ぐれじゅびとかじぇらえるとかぼくは好きです
というかみんな個人でも可愛いもんね( ´ ▽ ` )

更新がぱったりなのが申し訳なさすぎるので追記に小説ぽいぽい。
拍手ぱちぱちありがとうございます!!

【星喰み 3/FTナツルー】












*3

「お熱いところ悪いんだが、ちょっと良いか?」

気まずい沈黙(主にルーシィが)に、黒髪の男が割って入ってきた。その後ろでは、緋色がふわりと舞う。

「あらグレイにエルザ。あなた達も盗み聞き?」
「盗み聞きしようとはしていなかったんだがな。耳に入ってしまってな。すまない」
「いいのよ。エルザ達が聞いてなかったらナツのこと止められなかったでしょう」

面白いものも見れたしね、とミラは微笑んだ。この魔神は人の慌てる様がお気に入りのようだ。
そこで、ようやくナツが口を開いた。

「何でルーシィが熱いんだ?」
「違うぞナツ。ルーシィが熱いのではなく、お前とルーシィが熱いのだ」
「オレは体温高ぇけど、ルーシィはそうでもないだろ」
「おま…やっぱり意味分かってなかったのかよ」
「あ? 喧嘩売ってんのか?」

ナツが挑発と言わんばかりに指の関節を鳴らし、グレイを鋭く睨みつける。対するグレイも身長差でナツを上から見下ろして、やってやるよと挑発を重ねた。

「さっきのナツのセリフ、聞き方によっちゃあ告白だぜ?」
「告白だぁ? 思ったこと口にして何が悪ぃんだよ」
「それが悪いのよー!!」
「ぐもぉっ!?」

惚けて動けなかったルーシィが正気を取り戻し叫んだのと、ナツの背中に回し蹴りをお見舞いしたのはほぼ同時。咄嗟のことに受け身が取れず、ナツは床に顔面で着地した。あらあら、とミラが笑顔でカウンターからナツを覗く。

「怪我してない?」
「こんなんじゃしねぇよ…ってかルーシィ! いきなり何すんだよ!」
「うっさい! 乙女の純情踏み躙った報いよ!」
「乙女とかどこに」
「ふざけんなっ!!」

こうなったら二人の会話は泥沼化である。ルーシィが「女の子」を主張すれば、ナツは「誰だそれ」と真顔で返す。それの繰り返しだ。
毎回よくもまあ飽きずにやるなと周りは常々思うが、恐らく戯れの一環なのであろう二人の喧嘩は、見ていると逆に安心する不思議な光景だった。ルーシィがからかわれているのに違いはない。しかしこうも続いているのは、ナツにとってーー恐らくルーシィにも、この喧嘩はなくてはならない、かけがえのないものだからなのだろう。この二人がこうして何の気なしに言い合いが出来るのが、お互い素になって一緒にいられるのが、同じギルドの仲間として、友人として、続いて欲しいと願った。

だからこそ、先程の話は頂けない。

「『星を喰らう』のが、星食ではなく魔法ないし魔力なのではないかとミラは言ったな。その裏付けは何だ?」

不特定多数の噂話を鵜呑みにする程、ミラは考えなしではない。
噂話は十中八九デマだ。信じるのは勝手だが、自分の解釈だけで他人を振り回すようなことはしたくない。以前ミラはそう口にしたことがあった。
その彼女が、噂話からルーシィに行って欲しくないと告げたのだ。裏付けがない方がおかしい。

「少し気になって、依頼書の町について調べてみたのよ」

エルザの問いに、ミラはファイルに目を落としながら答えた。

「そしたら、最近になって町の郊外に封印が施された跡が発見されたらしくてね。それが何かまでは分からないけど、封印を解除するには解除魔導師か月の魔力が必要になるでしょう」
「ガルナ島では月の魔力を用いていたな」
「この二つにそれぞれ利点と欠点があるわ。まず解除魔導師であれば、あまり時間を掛けずに封印を解除することができる。けれど、解除できる範囲はその魔導師の魔力に依存するわ。対する月の魔力は解除までに相当な時間がかかるけど、その膨大な魔力故どんな封印も解くことが出来る」
「厄介な話だよな」

吐き捨てたグレイの表情は険しい。月の魔力は、彼にとってあまりいい思い出ではないのだろう。しかもそれが、再度自分達の身に危険をもたらしているとすれば尚更だ。

「つまり、噂話の『星を喰らう』が、月の魔力で封印を解くことに関係しているのではないかと?」
「えぇ、恐らくは」

星食は月の陰影が星の輝きを喰らうこと。

ならば。

「ルーシィの魔力が狙われているわ」

これはただの噂話ではない。

噂話に見せかけた宣戦布告。

ミラから言い放たれた言葉は、真っ先にナツの反感を買った。

「ふざけんな! 私利私欲のために仲間を傷付けられてたまるか!」
「ナツ、落ち着け。怒鳴り散らして何の得になる」

エルザは今にも暴れ出しそうなナツのマフラーを片手でひっ捉え、そのまま顔面を机にねじ伏せた。
がすん、と鈍い音が響く。

「何っ、しやがる!」

エルザに押さえつけられたまま、ナツは本日二度目の着地を余儀なくされた顔を上げ、竜牙を剥き出しにして威嚇する。しかし、エルザはあくまでも淡々と、冷静に言い募った。

「お前が怒ってどうなる。反論があるなら敵に直接言え。感情に身を任せるのも時に必要な事だし、お前が本能に忠実なのは知っている。だが、」

すぅ、とエルザが目を細める。

「『今』すべきことを、見誤るな」

言い、ナツを真っ直ぐに見つめる。目を点にしたナツも、それは一瞬だけで、直ぐに瞳に力強い光が宿った。
無言のままその瞳を滑らせ、目的の人物を探す。探すと言っても真後ろにいることは匂いで分かっていたので、目視で確認してから今度は身体ごと反転させた。

「ルーシィ」
「……ッ、」

ルーシィの肩が強張る。俯いてしまっていて表情は窺い知れないが、彼女の纏う雰囲気で分かる。

何かに怯えている。
先程も、そうだっように。

「なぁ、ルーシィ」

ナツはギルドの中で最もルーシィに近い。一番最初に彼女の手を取ったのも、チームメイトなのも、他ならぬナツ自身なのだから。
だから分かってしまう。
どうしたなんて聞かなくても。

ルーシィが囚われているそれの正体が。

だからこそ、面白くない。

「今、誰のこと考えてんだ?」
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