気侭日記

気侭にのんびりと更新中。

2012-09-30-Sun-22:48

【 小説付き 】 284

▼うたたねちゃん

前にも描いたなこの構図!!!!!!好きだね!!!!!

ようやく1週間続いた筋肉痛から解放されて、1カ月近く苦しめられてきた咳も落ち着いてきました。えぇようやく。
ソフトボールなんて3年くらい前に一回やったきりですもの…まずバットにボールが当たらない。
というかボールが飛ばない。※練習すらしてません
大会の時はベンチで応援してよう、そう心に誓った萩野でした。筋肉痛いやん。
ところでこの前、作業してる時に友人が曲のリクエストあるかと聞いてきたので「とりあえずFTなら何でも」って答えたらOPを適当に流してくれました。
それが「7期だ!」と力強く言ったら「5期でしたブッブー」と言われ。
そこからこの曲何期のOPゲームが始まりました。3問連続正解でジュース!
ちなみに萩野が勝ちました(*´`*)最初以外は!間違えなかった!
失敗から学ぶって大切だと思う…おういえ。ちなみに順番としては6期→3期→11期でした。
その後にEDでも同じゲームをやって連続正解しました!最初の失敗から以下略

追記になつるー小説。
【恋心はじめました@前編/FTナツルー】 恋心はじめました













始まりは突然に。







「なぁつぅ」

舌ったらずな甘い声に呼ばれ、ビクリとナツが肩を震わせる。恐る恐る振り向けば、そこにいたのは「予想通り」頬を紅く染め、なにやらもじもじとしているルーシィ。大きな琥珀色の瞳を潤ませて、口を開けては閉めてを繰り返している。「何だよ」とナツが催促すれば、一瞬申し訳なさそうに視線を逸らしたが、すぐに小声でポツリとつぶやいた。

「あ、えと…ナツの隣、座っても良い?」
「あー…ああ、それなら、別に。いいけど」
「ありがとっ!」

ナツの返事を聞くなり破顔したルーシィは、軽やかな足取りで駆け寄り、その隣に腰掛けた。横から喜んでいるような、照れているような、満面の笑顔がナツを見上げてくる。ルーシィの大きな瞳に映るのは―――ナツ、ただ一人。
気まずさに、思わずナツが視線を外す。

「…ッ、つか、隣に座るくらい断んなくて良いだろ」
「なによぅ、何かする時はなんか言えって言ったのナツじゃない」
「や、やって良い事と悪い事があんだよ! とにかく、隣に座るのはルーシィの勝手にしろ!」
「言われなくても勝手にするわよーだ! なによ、さっきは頑なに近付くなって叫んでたくせに」

ぷく、と頬を膨らませてナツを睨む。しかし、その表情は嫌悪ではなく不貞腐れていると言った方が近い。本気で怒っている訳ではないのだ。普段なら内側の感情を表にしないルーシィが、感情を外に出しているだけ。

淋しいよ、
傍にいさせてよ、
拒絶しないでよ。

要は甘えているのだ。
ルーシィが。
事もあろうに、ナツに向かって。

ナツ自身も、本当はルーシィに甘えられて悪い気はしていない。
人一倍他人に迷惑をかけるのを嫌うルーシィは、自分の弱みをホイそれと見せようとしない。妖精の尻尾の中で一番付き合いの長いナツやハッピー、頼りがいのある姉貴分のエルザ、脱ぎグセはあってもまだ常識を持っている方のグレイ、その誰にも感情を露わにすることはない。本人に自覚がなくても、無意識下に自らの「わがまま」を表に出さないように制限している節があるのは周知の事実だ。
そんなルーシィが、今、ナツに「わがまま」を言いながら甘えている。本来なら少しは浮かれても良いのだ。

そう、この状態が「普段通り」で「本来」であるのなら。

「どうした、ナツ。苦虫を噛み潰したような顔して」
「うっせぇ! 誰のせいだよ!」
「元を辿ればお前のせいだろう。お前がルーシィの飲み物を勝手に飲まなければこうはならなかったのだぞ」
「う、ぐ…」

エルザの鋭い言葉に、ナツが悔しそうに押し黙った。テーブル越しに座るエルザは、面白い見世物だとばかりに先程からナツとルーシィのやり取りを眺めている。隣にはグレイも腰掛けていて、こちらもエルザと同じようにニヤニヤと口元を緩ませていた。

面白くない。

からかわれている今の状況も、

自分だけ余裕がないということも。

「ナツ?」

隣りから、心配そうにルーシィがナツに声を掛けた。その声色がいつも通りの彼女であることに、心の中でどこか安堵してしまう。

「……何でもねぇよ」

言い、声とは反対の方に顔を背ける。
からかわれるのは嫌だが、それでルーシィに当たるのは見当違いなことくらいナツにだって分かる。しかし、ナツには今のルーシィと面と向かって普通に話していられる自信がない。ルーシィと目が合う度、ルーシィが口を開く度、どうしてこうなったんだと内心で悪態ばかりついていた。

「なぁ、エルザ。これっていつまで続くんだよ」

白昼夢が覚めることを懇願するように、ナツがエルザに問いかける。しかし、エルザは静かに首を横に振った。

「分からん。薬の量が分からない以上、現時点で明確な終止符はないのだろうな」
「薬…」



事の発端、それは一つの薬から始まった。







ルーシィが道すがら配っていたのだと言って持ってきた飲料水。女の子で回し飲みしようということになり、ルーシィがまず口を付けた。

「ぷはっ…味はちょっと甘い感じかしら。果物というより人工甘味料の味よね」
「お、何飲んでるんだよ、ルーシィ」

そこにひょこりとナツが現れ、興味津々にルーシィの手に握られる飲料水のパックを眺める。反射的にルーシィは飲み物を庇うように手を引っ込め、「あげないわよ」とナツを半眼で睨み付けた。

「あ? 何でだよ。別にイイだろ」
「良くない! これはエルザとウェンディと回し飲みしようって話してたやつなんだから、あんたは論外なの! そ、それに…」

尻窄みにルーシィが口をまごつかせる。ナツも何のこっちゃと最初は首を傾げていたが、ルーシィが大事に抱えるそれの口とこちらを見比べては顔を真っ赤に褒め上げるのだから、あぁそうかと口の中で合点がいった。同時に、良い悪戯を見つけたとにやりと口角が吊り上がった。そんなナツの表情の変化を目敏く見抜き、ルーシィが一歩後ずさる。

「ちょ…な、何よ…何言われたってあげないわよ! ぜぇーったいあげない!」
「そんなこと言うなよなぁ、オレだって喉渇いてんだよ。一口だけでも分けてくれたっていいだろ」
「一口でもダメ! 断固拒否!」
「同じチームじゃねぇか」
「や、やっていいことと悪いことがあるわ! とにかく、これはダメなの!」
「間接キスだから?」
「そうよ間接キ―――…え?」

ナツの言葉に反論しかけて、止まる。ルーシィは大きな瞳をまん丸にして、パチクリと何度も瞼を瞬かせ、真意を伺うようにナツの双眸と視線を交えた。嘘、そんな、と声にならずに口だけ動かしていたが、徐々に状況を理解していくと肩をわななかせて顔を赤く染め上げていった。そして、握り締めていた手の力が緩んだところを見計らって、

「いっただっきまーす」

ナツは何の抵抗もなくなったそこから目的物を取り上げ、大きな一口を流し込んで喉を潤わせる。
コクリ、と喉が鳴ると、その特有の『苦み』に思わずナツはしかめっ面になった。

「この味…」
「どうした? ナツ」
「あ、いあ、大した事じゃねぇんだけどよ」

喉をなぞり、先程の違和感を頭の中で反芻する。
甘い。ルーシィが言ったように人に作られた甘味で、舌に今も残っている。その甘味は何も問題はない。問題なのは、直後に感じた『苦味』の方だ。甘味と同じように舌に味が残るがそれがまたピリリと舌を刺激してくる。
明らかに、これは。

「ッ、ルーシィはっ!?」

容器を放り、慌てて真隣にいるルーシィの方を振り返る。そのままの勢いで両肩を鷲掴みにして、彼女の華奢な身体を揺さぶった。

「ルーシィ、大丈夫か!? 何ともねぇか!?」
「え、うん? な…なに、よ」

突然のナツの行動に、ルーシィがきょとんと目を白黒させる。普段と変わらない様子に、ナツは安堵に胸を下ろした。しかし何ともないということは無いだろうと、再度ルーシィに視線を戻す。

「何か変わったとことかねぇか? 熱いとか、寒いとか」
「別に何ともないけど…ていうか、ナツそんなに心配してくれるとか…その…」
「気味悪い?」
「そう、気味悪い…じゃなくて! ふ、不思議だなって!」
「気味悪ぃってなんだよ、ハッピー。つか、ホントに何ともねぇのか? ルーシィ。顔赤いぞ」
「え!? あっ、これは…ッ」

ナツの指摘に、ルーシィがさらに頬を上気させる。照れか恥ずかしさか、熱で潤んだ琥珀色がナツの褐色の瞳から逃れようとあちらこちらに彷徨い、時折上目遣いにナツの様子を窺ってきた。そして、パチリと視線が交差する度に勢いよく目を逸らされる。

「なんで目ぇ逸らすんだよ」
「な、ナツ…その、顔が、近くて…」

耳まで赤く染め上げて、ぽそりとルーシィが呟く。滅竜魔導師であるナツにその声を拾うのは造作でもないのだが、それよりもルーシィの反応の異様さが鼻に付き、眉を顰めた。
らしくない。いつもなら「近い!」と叫びながら容赦なく引っ叩かれるというのに、どういう訳か今日は鉄拳が飛んでこない。それに、ルーシィはナツに対してあまり謙虚になることはない。それは信頼であるし信用であるのが理由であり、今のように申し訳なさげに様子を窺うことも小さくどもる事もあまりないのだ。

だからこそ、らしくない。

ルーシィらしくない。

「なつ」

不意に、甘い声が名前を呼んだ。ドキリと心臓が跳ね上がる。

なんだこれは。
なんなんだこれは。

「なぁつ」

また甘えた声がナツを呼んだ。同時に、するりと細い指がナツの頬を撫でた。
そこでようやく、その声がルーシィの声だと認識できて。触られた頬から伝わる熱に思考が一気に沸騰して、頭が真っ白になっていく。

らしくないのは、自分もか。

身体が熱い。距離を取ろうにも全身が金縛りされたように硬直してしまって動かない。彼女から視線だけでも逸らそうとしても、透き通る琥珀の双眸から目さえ離れない。周りの音が急に静まり、どちらとも言えない心臓の拍動が煩く存在を主張する。こんなにも自分の鼓動を鬱陶しく感じたことはない。

ゆるりとルーシィの瞼が降り、ようやく数秒の硬直から開放された。詰まった息が、小さく吐き出される。
そして、

ナツの唇に、柔らかく温かい感触が押し付けられた。


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