気侭日記

気侭にのんびりと更新中。

2012-09-22-Sat-12:57

【 小説付き 】 280

▼すきすきすきすき

ベタな展開が好きです。
べタッベタにべタな展開が好きです。
昔やってたベタドラマが今でも腹筋陥落の勢いで好きなのですが、DVDがあったら今度買いたいなぁと( ´ ▽ ` )
サスペンスのベタとか、昼ドラのベタとか。
今思えばドラマだのなんだのを見てなかった萩野の勉強だったのかもしれない。ネタの。

軽井沢2日目なわけですがりんご狩りでお腹ぽんぽこりん!
このところリアタイでFTが見れなくて切ないです。(:-3)rz
っても出先じゃなけりゃ見れるのかって言えば残念ながらそんなこともなく。
次回予告だけ見て(途中まで)来週…リアタイで見たいななんて…
やっとナツが!活躍!しそうじゃないか!
正直萩野的にはもぐもぐうめぇ!な展開なので見たい( ´ ▽ ` )ぞっ
早く本編見たい!でもそろそろ合同本の原稿始めなきゃでしあ!

追記になつるー小説。
なずなが大好きすぎて…すぎて…

【ぺんぺん草/FTナツルー】 ぺんぺん草














それは隠された小さなメッセージ。






「あげる」

ぶっきらぼうに言い、ルーシィがナツに右手を差し出した。しなやかで華奢な、その人差し指と親指に抓まれているのは一つの植物。

「なんだこれ」
「ナズナ」

ルーシィから受け取り、物珍しげにちいさな白い花を見る。十字架を思わせる四枚の花弁で成るナズナの花の一つの一つは、ナツの指の爪より小さく、それらが肩を寄せ合って細い茎の天辺に咲いていた。可愛らしい、という言葉が似合うのだろうが、生憎この言葉から縁遠いナツにはあまり感想が浮かばないようだ。すんと鼻を鳴らして一度匂いを確認して、すぐにルーシィの方に向き直った。

「ちんけな花だな」
「ちんけとか言わないでよ。まあ、どこにでもある雑草だけど」
「おお、どうりで見覚えがあると」

そういえばと座り込んでいた足下を見ると、ルーシィに渡されたのと同じ植物が同じように佇んでいた。草原を見渡せばあちらこちらに生えていて、なるほど珍しい植物ではないわけだ。

「なぁ、これ食えるのか?」
「ほんっと食い気のことしか頭にないんだから…。一応、東洋の文化ではお粥に入れて食べるそうね」
「美味ぇのか?」
「さぁ? 食べたことない…って、 生のまま食うな!」
「うぇ…青くせぇし食いもんじゃねぇよこれ…」
「ああもうっ、サラダに入ってる野菜とかとはワケが違うのよバカ! それに、これ一つで食べるんじゃなくて他にも入れるものがあるし、そもそもお腹を休めるために食べるものなのよ」

だからあんたの口には合わないかもね、とルーシィは大きく息を吐く。半眼で睨みつつも、手早く持ってきた水筒を取り出し、コップにお茶を注いでナツに渡した。

「サンキュ」
「ん」

ナツがコップを受け取るのと、ルーシィがナツの指からナズナを奪うのはほぼ同時。ナツも格別取り返そうとも思わなかったので、もらったお茶を一気に飲み干してからルーシィの様子を再度目に留めた。

ぺり、ぺり、ぺり。

ルーシィはナズナを左指で抓み、もう片方の手で茎についた葉を切らない程度に少しずつ、器用に剥いていた。これこそ物珍しげに、ナツはルーシィの指先を目で追いかけ、何をしているのかと首を傾げる。そうして剥ける葉がなくなると、ルーシィは満足げにもう一度ナツの目の前にナズナを差し出した。

「よく聴いててね」

にんまりと笑い、ルーシィが指先を小さく捻る。ぺぺん、と小さな音が弾けた。
右回り、左回り、右回り。
交互に指の捻る方向を変えれば、ぺぺん、ぺぺんと小さな音はナズナ全体で斉唱を始め、まるででんでん太鼓のようなそれにナツは暫く見入っていた。

「すごいでしょ?」

ルーシィがしてやったり顔をすると、ナツはナズナを見つめたまま、素直に「おう」と頷いた。

「すげぇな…これ、どうやって音出てるんだ?」
「あたしもよくは知らないけど、多分葉っぱ同士が当たって音が出てるんじゃないかしら。手を叩くみたいに」
「へぇ、手のひらか」

興味本位に、そっと垂れ下がったナズナの葉を指先に取る。花弁の一枚ほどしかない若草色のこれが、小さな打楽器になっていたらしい。

口の中で感心してーーーふと気が付いた。

同時に、自分の口許が緩むのも分かった。

ああ、そういうことか。

ルーシィの言わんとしたことが今更になって分かって、じわじわと心が暖まっていく。緩んだ口許が自然と笑みを称え、擽ったさに思わず頬を掻いてしまう。触れて、初めて自分の頬が火照っていることに気が付いて、一層笑顔が零れた。

「なぁ、ルーシィ」

同じように頬を上気させて、赤らむルーシィの瞳を捉える。するりと指を滑らせて、そのまま小柄な彼女の手を包み混んだ。

「オレも、大好きだ」



《ぺんぺん草》
たくさんの好きを、君にあげる。
落とさないで、音を奏でてね。


2012.09.21.
なずなちゃんが愛おしすぎて。
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