気侭日記

気侭にのんびりと更新中。

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2012-09-14-Fri-12:23

【 小説付き 】 273

▼その日の夕陽は君でした

妹のパソコンでさぎょってるいつぞやの日に、凄く綺麗な夕焼け空を見ました。
私の机は壁側な上、東を向いてるので、自パソ弄っててもあんまり夕方って気付かないんですよね。
あ、なんか暗くなったなと思って顔上げたら部屋真っ暗とかがしょっちゅう。
絵を描いてたりすると余裕で数時間パソコンにへばり付いてるので周りが…見えないとです…
そんなこんなで綺麗な夕焼け見て、橙のグラデーションがすんごい綺麗!
今さら写真撮っとけば良かったー!と後悔中。滅多に見れないもんね!
夕方の虹っていうのも最近写真で見たのですが、これもまた乙なもので。
普段と違う色彩って、良いなぁと純粋に思います。
このところ秋めいたものも感じてきて、一番好きな季節がきたんだなぁと実感。
秋が好きです。栗美味しいし芋美味しいしご飯美味しいし。

リアルタイム!
やっとこさここで追記にぽいする小説が最近書いた話です。
ストックなくなったけどこれはこれで良しかな( ´ ▽ ` )
移動時間に携帯のメモ帳にぱちぱちしてるやつなので、いつ消えるかが分からぬ。
さて、まったり好きなものを書きますか。
ちなみに萩野、色彩とお月様の話を書くのが好きです。

追記になつるー小説。
【コスモス/FTナツルー】 コスモス












色とりどりの君を、
愛おしく思います。







「陽射しがあったかーい…」

緑の絨毯に寝転がり、ルーシィがほぅと息を吐く。その隣で、ナツとハッピーも同じように寝転がって空を仰いでいた。

商業都市マグノリア。
名の通り商業が盛んなこの街は、季節によって品揃えもまた変化する。それが風物詩であり、季節の変わり目を感じる指標にもなっている。

鮮やかな野菜により彩られた道端が、落ち着いた、それでも色彩鮮やかな果物に置き換わってきた頃。
街外れにある草原は、ナツ達の絶好の日向ぼっこスポットになっていた。今日も依頼を早めに終えた三人は、この場所に来て川の字になって寝転んでいる。くあ、とナツが大きく口を開けて遠慮なしに欠伸をした。

「…豪快なあくびね」
「んあ? あくびすんのに謙虚なんかねーだろ」
「ちょっとは周りを気にした方が良いと思うけど」
「何言ってんだよ。じっちゃんだって周りの目気にすんなってよく言うだろ」

変なルーシィ、と終えて、また大きく一欠伸。
「何が変よ」とルーシィは頬を膨らますが、横目に見たナツの表情が―――優しくて。思わず次に出かけた言葉も忘れて、その柔らかな横顔にほんの少しの間見惚れていた。渋みを持ったナツの髪が、涼しい風に吹かれて同じように渋みを呈した草原に馴染み、埋もれている。ツンツンと跳ねたそれは風に靡いて耳のように動いて、気持ち良さそうに目を細める彼の表情と合間って猫のように見えた。
闘っている姿とはまた別の、ナツの素顔。あどけない、無防備な仕草。たまに見るそんなナツの姿が、ルーシィはたまらなく好きだった。人知れず口元が緩んでいく。
と、

「でぇきてるぅ」

舌っ足らずな巻き舌のツッコミが、二人の間に割って入ってきた。慌ててルーシィは口を固く結び、声の主を視界に捉えた。

「オイラ、空気を読めるネコなのです。お邪魔なら先にギルド行ってるよ?」
「んー? なんだよハッピー、もう帰んのか」
「あい、でもナツとルーシィはまだここにいて良いよ。イチャイチャしてれば良いんじゃないかな」
「いちゃ…ッ!?」

ハッピーの言葉を聞くなり、ナツは目を見開いて勢いよく上体を起こした。動揺しているのか、口の中で何やらモゴモゴと反論をしながらも視線があっちこっちに彷徨っている。
珍しい、とルーシィは内心で感心してしまった。口を固く結んでいるだけで自分もハッピーの言葉に動揺はしたが、まさかナツも同じとは。普段見れない反応というのは新鮮で面白い。

「イチャイチャらぶらぶしててください、あい」
「い、イチャイチャとかっ、しねぇっつの! いい加減にしろよな!」
「あい! ナツってば相変わらずウブいね!」
「ウブゆーな!」

怒りかはたまた照れか、顔を顎から額まで綺麗に紅く染め上げ、ナツは声を張り上げた。牙を剥き出しにして掴みかかろうとしたが、ハッピーは翼を使って軽々とナツの手から逃れてしまう。その間も「やーいウブーウブー」「ウブじゃねぇ!」などと押し問答しているのだからルーシィも見ていて飽きない。頬を掠める風は冷たくなっても、心はじんわりと温まっていくのだ。とても気持ちが良かった。

「……あ、」

不意に、世界が暗くなる。ルーシィは目を瞬かせて辺りを確認すると、空が先程までの透き通る青空ではなく、燃えるような夕焼けに染まり始めていた。そういえば最近日の入りが急に早くなってきたように感じる。陽がある時間はぽかぽかと暖かい。けれど、太陽の色が変わると気温も急激に下がるため、ナツはともかく薄着のルーシィには肌寒い。だからこそ、いつもは日が大きく傾く前にギルドに行くなり帰路に着くなりするのだが、今日ばかりは居心地の良さに長居しすぎたようだ。

名残惜しいが帰らなければ。
また明日、同じように来れば良いのだから。

「ナツ、ハッピー。暗くなる前にギルドに戻りましょ」
「うぉ? おう、もうそんな時間か」
「あい、まだ明るい内に帰ろー」

ルーシィの声にナツとハッピーは追いかけっこを止め、すぐに彼女の元に駆け寄る。当然と言わんばかりにナツはルーシィの隣を、ハッピーはルーシィの頭の上を陣取った。そして竜牙を見せて、二カッと笑う。

「帰ろーぜ、ルーシィ!」

草原に寝転んでいる時は緑に溶け込んでいた桜色が、夕焼けにほんのりと染まり朱色を呈する。

桜、紅、朱―――そして、草。

あぁ、とルーシィが手を叩く。
秋めいたそれらの色が、どうして彼に似合うのか、不思議でたまらなかった。でも―――

「コスモスなのね」
「こすもす? 何が?」
「ん? ナツの髪の色」
「オレの髪の色って、よく桜色って言われんぞ。コスモスって似てんのか?」

ナツが首を傾げると、ルーシィは「そうねぇ」と考えるような仕草をした。

「色とりどりのピンク色の花、と思ってくれれば。桜色に似た色も確かにあるわ」
「だったら桜色でいいじゃん。コスモス色ってなんか変だよ」
「んんーっ、ちょっと違うのよねー」

言い、組んだ腕をするりと解く。代わりに空いた右手をナツの耳の少し上まで持ち上げ、髪をゆっくりと梳いた。くすぐったそうにナツが目を細める。

「遠く、東洋の文化には漢字っていう文字があるの。それではね、コスモスって、」



コスモス
“秋桜”って描くのよ。
秋に色付く桜色、とても素敵だと思わない?





「ルーシィは?」
「へ?」
「オレは桜色とか秋桜色とかなんだろ。じゃあ、ルーシィは何なんだ?」
「えーと…考えたことなかったわね。良いんじゃない?金髪で」
「お、じゃあ黄金色ってどうだ」
「字面だとコガネなのかオウゴンなのか分かんないわよ…ちなみにどっち?」
「虫の方」
「もっと綺麗な言い方ないワケ!?」

2012.09.13.
なつるーちゃんは春夏秋冬だろ。
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