気侭日記

気侭にのんびりと更新中。

2012-09-06-Thu-18:17

【 小説付き 】 268

▼どーん

ゼレフ覚醒のゲームでナツがこれ使う時の技名のイントネーションどうしたの。
語尾上がりすぎてしかも伸ばし過ぎてて何回お茶ふくかと思いましてよ…よ…。
しかしゲーム進んでない切なさプライスレスッ

3日間でっかいどーに行ってきました。
雨降るとかなんだらかんだら聞いていたけど最終日にちらっと降った程度で他は大丈夫だった!
ところででっかいどーに行ったのはこれで3回目なのですが、他2回が雪まつりの季節だったので夏というか残暑に行くのは初めてだったりします。
雪がないだけで印象が随分変わりますね…。びっくり!
やっぱり平坦な道が多くて道幅が広いなぁって思いました。車線が変わってて面白い。
ところで萩野はというと2日目にちょっと食べすぎて絶賛胃がもたれてます。とぅらい。
帰りの飛行機はまさかのポケモンジェット乗れたしあれは本当に嬉しかった!
でも中に入っちゃうと外装見えないんですよね!ちょっと残念_ノ乙(、ン、)_
積乱雲の中に入ってたのかリアルジェットコースター体験したりなかなかにスリリングなフライトでした。
絶叫系の乗り物は好きだけど空中はちょっと…アニメチックで面白いね…?ガタガタ
そして関東、湿気が高い。

旅行のお供に原稿持ってってぼちぼち進めてます。進んでるはずです。
なんだろうガイ様の不思議な安定力がハンパないです。筆が勝手に進むだと…※ルクティア本です
個人的にガイとアニスとティアが描きやすいと思うのですが!実は一番描きにくいというか描けないのがルークっていう…!好きと得意は!本当に違うね!!!
ちゃんと机上に並ぶようにするよおおおおおおお!!

追記になつるー小説。
【ツンデレ彼女の特効薬/FTナツルー】 ツンデレ彼女の特効薬















馬鹿につける薬はないというのは尤もな話。
真っ直ぐだからこそ、ちょっとやそっとじゃ曲がらない。
ではその逆はどうだろう。







「試飲ですか?」

カウンター席に一人腰掛けていたルーシィが、こてんと首を傾げた。

「そ、新作ドリンクの試飲。お願いできないかしら?」
「別に構いませんけど…」

言い、ミラが目の前に置いたグラスに視線を落とす。
繊細な細工が施されたそれはギルドではあまり見かけないガラス製のもので、中には薄黄色の炭酸飲料が注がれていた。大酒飲みが多いというのに、こんな洒落た飲み物を出す必要があるのだろうかとグラスを片手に考えていると、頭上でミラがクスリと笑ったのが分かった。

「大丈夫よ。お酒じゃないから」
「そうなんですか?」
「ちょっとメニューにも遊び心を取り入れようと思ってね。飲みたい味に変化するっていう飲み物なの」
「えーっと、炭酸は…?」
「全部炭酸飲料になるわ」
「それはまた……微妙な味をチョイスしたくなりますね」
「でしょ?」

ミラの言葉に、ルーシィも相槌を打つ。普通では考えられない炭酸飲料が作れるというのは魅力的な言葉だ。ちょっとした好奇心が擽られる。どんな味にしようかと考える反面、頭の片隅では未だ懐疑的な思考を巡らせてる自分がいた。
相手はミラだ。ただの試飲であるはずがない。「何味か当ててみて」と最初に飲ませなかったことも、ご丁寧に飲み物の説明をし始めたことも、どこか引っかかる。もちろんそれを聞く勇気はルーシィにないし、もしかすると考えすぎなのかもしれない。いくら魔人と言えど、害のあるものを飲ませる訳がないのだが。

「あら、もしかして何か変なものが入ってるって疑ってる?」

にこりとミラが微笑みかける。しまった、とルーシィは自分の両頬を手で隠し、恐る恐るミラの方を見た。

「何なら私が先に飲んであげるわよ」
「いえ! 結構です!」

ルーシィは吐き捨てると、手にしたグラスを勢いよくあおった。見た目ほど炭酸は強くなく、口当たりも悪くない。喉をするりと伝う甘い液体は、酸味の効いたイチゴ味。
だが、イチゴと炭酸というミスマッチは想像以上で。ルーシィは口に広がる何とも形容し難い味覚に眉を顰め、半分を残してグラスをカウンターに置いた。

「ルーシィは何味にしたの?」
「イチゴ味です……でも炭酸にすると微妙……」
「リサーナは無難にパイン味を選んでたわよ。色とも合って美味しいって」
「あー、確かに色が合ってたら美味しく感じたのかも」
「そうね、バナナとか」
「いえバナナの炭酸は…ちょっと…」

ルーシィが首を横に振ると、ミラは「美味しそうなのに」と残念そうに首を傾げた。本気でそう思っているらしい。この人は常人とは違う味覚でも持っているのだろうか。
とりあえず、残すのも勿体ないので、残りは別の味で試してみようと再度グラスを手に取る。と、

「ルーシィ! 何してんだ?」

背中から聞き慣れた声が寄ってきた。来たか、と口の中で悪態付き、椅子ごと身体を反転させると、目の前で鮮やかな桜色が揺れた。

(―――ッ!?)

それを視界に入れた途端、一気に熱が身体の中心に集まるのを感じた。心臓がうるさく早鐘を打ち、その存在をルーシィ自身に知らしめる。何かを言おうにも唇がもたついてうまく言葉にならず、あだのうだのと吃るばかり。
おかしい、今までこんな事はなかったのに。一体あたしはどうしてしまったのだ。

「ルーシィ?」
「あ……っ、えと……」

怪訝に眉を顰め、じっとルーシィの顔を覗き込んでくる。顔が破裂するのではないかと思うほど、熱が顔面に集中していった。恥ずかしさに視界は次第に潤み、心臓が口から飛び出るくらいに脈打つ。なのに、目の前の桜色から目が離せなくて。
思考が麻痺している、そう感じた。急に集まった熱に脳が浮かされているらしく、今現在自分が何をしているのか、何をしようとしているのかが分からない。ふわり、と右手が軽くなった。―――否、無意識に自分で動かした。その手は躊躇なく桜色を捉え、そのまま優しく包み込んだ。
くしゃり、と手の中でそれの形が変わった。

「なんだよ」

不機嫌な声。
唇を尖らせて、半眼で睨む。

その仕草が、ルーシィにとって、

「……かわいい」

その他なかった。



「は…、はあああぁっ!?」

ポツリと呟かれたそれは地雷だったようで、みるみる内にナツの頬を朱に染め上げていった。反論しようとしてるのか口をパクつかせたが、肝心の声になっていない。
当のルーシィはと言えば、何が起こったのか分かっていないのか、むしろナツの変化にキョトンと目を丸くしている。

「どうしたのよ、ナツ」
「え、いあ、どうしたのっておまッ…」

無意識なのか、とナツが言うよりも前に、ルーシィ自身が自らの変化に気付いた。

柄にもなくどもるナツ。
そのナツの頭には、自分の右手。

「―――ッ!?」

事態を理解するや否や、ルーシィはすぐさま手を引っ込めてその勢いでカウンターに身体を反転させた。茹で蛸のように耳まで染め上げたルーシィと、未だ口をパクつかせているナツの表情を見比べ、ミラがクスリと笑みを零した。

「二人ともウブなんだから」
「「ウブじゃない!!」」

そこは流石チームワークと言えるほどルーシィとナツが口を揃えて反論した。「というか、」とルーシィは恨みがましく白い魔人を睨みつける。

「これって絶対ミラさんのせいですよね!? やめて下さいよ人体実験は!」
「あらあら、ちょっと魔法薬を試してみただけじゃない」
「『だけ』って問題じゃないんですよっ!」
「でも安心してね」

一呼吸おいて、微笑む。

「思った事と真逆の事を言っちゃうっていう薬だから」
「全然安心でしませんけどー!? 安心って言うなら毒性はないとか言いますよねフツー! てか、そもそも魔法薬を人で試さないで下さいよ!」

大丈夫、毒も害もないわよとウインクされるが、現にルーシィにもナツにも実害が出ているのだから言葉の信憑性に欠ける。どうも人とは感覚のズレているミラは、人で遊ぶのが好きなのかただ暇を持て余してるだけなのか。殊更ルーシィに対してはちょっかいを出してくることが多い。ルーシィの指定席がカウンターで、彼女と話す機会が多いのも要因の一つだろうが、それにしても人の気持ちを引っ掻き回すような悪戯ばかりで悪趣味にも程がある。
ルーシィがはぁ、と嘆息すると、ミラはやはり笑顔のまま口を開いた。

「たまには自分の気持ちに素直になる日があっても良いと思うわ。溜め込んでいても消化不良を起こしちゃうもの」
「だからって魔法薬……しかも何ですか逆のことを言っちゃうって」
「だって、ルーシィはツンデレなんですもの」
「はぁ!? ちょ、何言っちゃってるんですか!?」
「何って、ルーシィの性格の話?」
「違いますから! しかもツンデレって性格じゃないし! しかも誰に素っ気ない態度を、」
「ツンデレってなんだ?」

今まで蚊帳の外にされていたナツが、ひょこりと二人の会話に割って入る。何てタイミングで入ってくるの、とルーシィは独り言ちつつ、追い払おうと手をはためさせた。

「なんでもっ、ない、わ、よ」
「だってルーシィの性格なんだろ? 残忍って意味なのか?」
「そんな訳ないでしょ!? ていうかあんたには関係のあ…ッ、ない話よ!」

薬の効果か、滑りそうになる口を何とか持ち堪えて、必死に捲し立てる。しかしナツの表情は不満そのもので、半眼でルーシィを睨んでいた。

なんで諦めないのよ。
今は放っておいて欲しいのに。
何言っちゃうか分からないのに。

決して疚しいことがある訳ではない。隠し事をしてもどこかで墓穴を掘るし、それが物であれば勝手に見付けられてしまう。しかし、今は隠し事云々の問題ではない。
考えたのと逆のことを言ってしまうーーつまり、心にもないことを口にしてしまう可能性があるという事だ。いくら人の意見を聞かないナツにも、言って良いことと悪いことがある。それを恣意的でないにしてもうっかり吐き出してしまったら。彼の笑顔に傷をつけてしまったら。
想像するだけで胸がキリリと窮屈になった。

嫌。

それだけはしたくない。

自覚のない感情が揺らめき、再びルーシィの思考を浮かす。
逆を口にしてしまう薬には感情の抑制をなくす副作用でもあるのだろうか。先程までナツを求めていたその手はプリッツスカートの裾を力一杯握り締め、目尻が熱を帯びるのと視界がぼやけるのはほぼ同時。

「お、おい!? なんで泣くんだよ!?」

滲んだ世界でも、ナツだけは鮮やかに映える。口調からナツが慌てているのは分かるが、その表情は桜色にぼやけてしまい窺い知れない。

なんでって、

わかってよ。

「あんたのせいでしょぉ…」
「はぁ!? わっけワカンねー」

今のルーシィには熱く、高ぶる感情が抑えられない。それでも涙を湛えた大きな琥珀は、真っ直ぐにナツを見据えていた。
その視界がクリアになった一瞬。
ルーシィの理性が、浮いた。

「ナツが無神経だからでしょぉ…」

わけわからない、じゃ済まないの。

いつもあんたは分からず屋で。

誰よりもあたしを理解してくれるのに。

「ナツなんて―――」

言うな、と頭の片隅で警鐘を鳴らす。
しかし、一度壊れた蓋は溢れる感情を抑えることなんてできるはずがない。
瞳いっぱいに涙を溜めて、喧騒に塗れたギルドの隅まで聞こえるほど響く声で、叫んだ。


ただ一つ、自らの境遇を忘れて。


「―――大好きなんだから!」



ツンデレ彼女の特効薬
自分の気持ちに一番素直だからこそ、ちょっとやそっとで本音が漏れる。
イヤよイヤよも好きのうち。











「あー、ルーシィいっちゃったー」
「それは口で? それとも足で?」
「両方です、あい! ルーシィってば言い逃げだね」
「うふふ、ルーシィったら自分が何言ったか自覚あるのかしら」
「ないと思うよ? 後から思い出してギクシャクするタイプです」
「そうね。楽しみだわ」
「あい…ミラは悪趣味だよね。ルーシィに盛った薬の種類違うくせにー。ていうかナツ、なーつー! 何固まってるのー、ルーシィに告られてウブ発動なのー?」
「え、いあ、別にそんなんじゃねぇよ。つーか、俺だってルーシィのこと好きだぞ? ギルドの仲間は皆好きだ」
「あい…」
「ええ…」
「な、なんだよ! 何でそんな残念なものを見る目向けるんだよ!」
「明日からきっと地獄が始まるよ…あい…」
「ナツ…生き残ってね…」
「だから何でだよ!? あれっ、ルーシィ!? ルーシィどこだよっ!?」


2012.07.29.
だからおまえはウブなのだ。
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