気侭日記

気侭にのんびりと更新中。

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2012-09-01-Sat-09:32

【 小説付き 】 266▼

▼しぃー。

線画の主線にするのは茶色が専らだけど、たまに別の色で描いてみると面白いよね。
残暑のせいもあってか、青系主線がマイブーム。なんだか涼しそうじゃない!
冬になったら暖色になるのかななんて思いつつ、塗り方変わらないから何とも言えないこの気持ち。
冒険できるほどバラエティに富んだ塗り方ないんだもん!
いいじゃない、萩野さん単色だって好きよ。

▼土砂降りやばい
雨がひどいです。時々見える晴れ間もひどいです。あついあつい。
移動手段にチャリ使おうとしてるのにさっきから雨降ったり晴れたりを繰り返してる。
これは…なんだろう。カッパでも着ていけば良いんだろうか。
カッパといえばフードです。食べ物じゃない、被る方のフード!(英語の綴りわからん)
パーカーって言えばいいのかなぁ萩野はそれが好きです。
前に某服屋でネコミミ付きパーカーっていうのが売ってたらしくてなにそれ見たかった…自分じゃ着ないけど誰かにネタとしてプレゼントしたかった…ダンッ
そのフードが、こうっ、かっこいいと思うのです。奇抜な色とかハードな感じとかでも似合うしね!
だけど描けないんだ。難しいんだフードって。
今度再チャレンジしてみようかなぁ…パーカーとかボーダーポロシャツとかワンピースとか諸々…
基本的にお洋服を考えるのは好きです。

追記になつるー小説ぽいっと。
何をうpったか正直に覚えてない…あと載せてないのどれだろ…

【恋文/FTナツルー】 恋文















それは思いがけず自分を映す鏡となって。



どうしてこうなったのだろう。

手元にある真っ白な紙を照らしながら、ルーシィは人知れず息を吐いた。
この時間は誰の邪魔も入れず、一人で小説を書く時間にしている。それ故、部屋には主以外の人影はなく、窓から射し込む月明かりだけが存在を主張していた。
誰もいない、静かな空間。
集中力を高めることのできる最適な時間。
しかし、ルーシィの手元にあるそれは、物語を認める原稿用紙ではなく、単調な罫線が縦に並んだ、言わば手紙用の便箋。
亡き母への手紙ではない。今、ルーシィが書こうとしているのはーー

「なんであたしがラブレターなんて書かなきゃいけないのよ!」



事の発端は同日のギルド。
ルーシィがレビィとジュビア、エルザ、ウェンディと談笑していた所にミラがひょっこりと現れた。

「ねぇ、今時間あるかしら?」
「ん? どうしたんですか、ミラさん」

ルーシィが尋ねると、ミラは実はね、とイタズラな笑みを口許に称えた。

「ギルドで出すメニューに、新しいお料理を追加しようと思ってね。丁度出来上がった所だから、皆に試食して欲しいなぁって」
「新作メニューですか! どんなのなんですか?」
「今回は皆で盛り上がれそうなものよ」

そう言い、ミラが手に持っていた大皿を彼女達が囲んでいたテーブルに差し出した。
白い大皿の上には、表面がこんがりと焼けた綺麗な球体が六つ。ソースとマヨネーズがかけられ、その上からかつおぶしと青のりが振りかけられたそれから、食欲を誘われる匂いがふわりと鼻腔まで届いた。
見た事がないと口を揃えれば、ミラはやはり楽しげに答えた。

「タコ焼き、っていう東洋の食べ物で、球体の中にタコのゲソが入っているのよ」
「へぇ~。じゃあ、これにもタコが入ってるんですか?」
「それが違うのよ」
「ほぇ? どういう意味ですか?」
「実はこれ、六つの内一つだけ、他のとは具材を変えているのよ」
「そ、それってロシアンルーレットって言うんじゃ……」

ルーシィが顔を引き攣らせる。同じように、レビィとジュビアの表情も固まった。
本能が告げている。この先に続く言葉を聞いてはいけない、と。

「あ、ミラさん! あたしまだご飯食べたばっかりなので! 今回はパスってことで!」
「私もこれからデザート食べたいからそろそろお暇したいなと思ってたんだよね!」
「ジュビア、タコと名のつくものは苦手で」
「あらあら、それは残念だわ。アタリを引いた人にはご褒美をあげようと思ったのに」

ミラの言葉に、今まさに逃げようとした三人の動きが止まった。
いけない。恐らく更に聞いてはいけない台詞が後に続いている。止まっている場合ではない、と言い聞かせても、その先が気になってしまい足が動かない。
ルーシィ達が内心で葛藤してる間に、やんわりとミラは続きを口にした。

「食券千ジュエル分、とか」
「せ、千ジュエル…」

ゴクリ、と喉が鳴る。
ルーシィは今月も家賃を考えると食費を抑えざるを得ない苦しい財政だ。その食費が少しでも浮くのであれば。
要は当たりを引けば良い。そうすれば悪いものは食べないし、食券も手に入る。ミラの料理は美味しいのだから、一石二鳥ではないか。
決まりね、とミラが六つのタコ焼きにそれぞれ爪楊枝を刺していく。一つ余る分はミラ自身が食べるそうで、選択はお先にどうぞと笑顔で促された。

「皆に行き渡ったわね。それじゃあ罰ゲームを決めましょうか」
「え……ば、罰ゲーム?」
「そうよ。折角のゲームなんですもの、ハズレを引いた人には罰ゲームがあっても良いと思うの」
「まあ、そうかも、しれませんけど…」
「よし、決めたわ!」

両手を胸の前で合わせ、魔神ミラジェーンは笑顔で宣告した。

「罰ゲームは、ラブレターを書くことにしましょう!」



そして現在に至る。
ルーシィが食べたタコ焼きの中身は、激辛のトマトソース。他の人の中身を気にする余裕もなく、ミラには「ルーシィがアタリを引いたのね」と言われた。そこまでは良かった。その次に続いた言葉が、この状況を招いたのだ。

「じゃあルーシィ。食券千ジュエルのために、ラブレター、頑張って書いてね」

よく考えてみれば、そもそもロシアンルーレットに当たり外れなどあるはずもない。六つの内、五つは同じ味。当たりだの外れだのと言えるタコ焼きは、たった一つしかない訳で。
ルーシィは机に齧りつきながら、まだ一文字も書けていない便箋を恨みがましく睨み付けた。
ラブレターを書くのは恥ずかしいが、適当でも書けば千ジュエル貰うことができる。痛し痒しとはこのことで、結局食費のためだと自分に言い聞かせて罰ゲームを引き受けたのだ。
しかし、

「……思いつかない」

肝心の内容が、思い浮かばない。
生まれてこの方恋文など書いたことがないルーシィには、まず書き出しから詰まってしまった。手紙なのだから「親愛なる」から始めれば良いのだが。

では、その次にくる名前は。

そこまで考えて、脳裏を掠めるのはいつも傍にいる桜髪の少年。

「ってぇええええ何考えちゃってるのかしらああぁぁぁ!?」

思考を遮るように、手に握り込んでいたペンを力一杯投げつける。カシャン、と乾いた音がやけに大きく部屋に響いた。よもや今考えた少年が部屋にいるのではないかと警戒し辺りを見回すが、最初に視界に入れた固く閉ざされた窓はそのままの姿。お気に入りのソファにも、ベッドにも、人影はない。

「い、いないわよね……?」

恐る恐る声をかけてみても、返事は返ってこない。そこでようやく息をつき、机に向き直った。
しかし、一度持った熱は直ぐには冷めない。火照り上気した頬は恐らく赤らんでいるのだろう、自らの手を添えれば熱を帯びているのが分かる。何を動揺しているのだ、ただのチームメイトを相手に。アイツには恋愛感情など存在しない。おまけに、思わせぶりな態度を取ったと思ったら、笑顔と真顔で素っ頓狂なオチを付けてくる天然フラグクラッシャーではないか。
ルーシィは頭の中で捲し立て、自分自身を諌める。それはもはや自己暗示のようなもので、『彼』は子供なのだと何度も反芻しながら、ゆっくりと転がったペンを手に取った。

動揺はしていない。
けれど、相手なしに書くには筆が進まない。
だから身近な異性を想像するしかない。
これは単なる罰ゲームで、私は千ジュエルのために書くのだ。

「…………よしっ」

一度握り直したペンを羞恥に湧いて離さないように、しっかりと指で捉えて。

手紙と言うには短い文章を、白い便箋に認めた。



「ルーシィー起きてっかー?」

開けっ放しにされていた窓から、ひらりと身軽に室内に人が入ってくる。時間は明け方、太陽が頭を出してまだ間もない。その不法侵入者は部屋を一通り見回し、家主がベッドに埋れているのを目に留めた。足音を殺して枕元に近付き、天井を仰ぐその寝顔を確認する。

「何だ、まだ寝てんのか」

これでは足早に訪ねた意味がない。独り言ち、夢見心地のルーシィの頬を指の腹で優しく撫でる。自分のとは違うそれは、指伝いに感じる感覚も滑らかで柔らかく、何だか心地良い。何も考えずに何往復か指を滑らせていると、真隣でルーシィの長い睫毛がふるりと震えた。

「ん……」

身動ぎし、朱く色付いた唇が微かに熱い吐息を漏らす。

その姿が、

その声が、

普段見ているルーシィとは違って。ぞくり、と背筋が逆撫でされる。何度も寝起きの彼女の姿は見ているはずなのに、今日だけは何故か色めいて見えた。
頬に触れていた指先を、ゆっくりと他より色素の濃いそれに滑らせてみる。肌とは違う、湿り気を帯びた吸い寄せられるような弾力。視界の端で何かが弾けてーー

「な、つ……?」

聞き慣れた声に引き戻された。

「また不法侵入して……て、どうしたの。固まって」
「あ、いあ、何でもねぇ!」

ルーシィの声に反射で引っ込めた右手を身体の後ろに隠しつつ、形ばかりではあるが、おはようと朝の挨拶をしておく。いつもなら態度がおかしいと訝しむルーシィも、寝起きでまだ夢うつつなのか「うん、おはよう」と瞼を擦りながら返してくれた。その姿には先程の艶かしさはなく、悲しいほど色気のない、普段通りのルーシィだった。そのことに安堵し、ナツは小さく息をついた。
ーーのも束の間。

「で?」

ギロリ、とルーシィが鋭い眼光をナツに向ける。

「あんた何でここにいるのよ。しかもこんな朝早くから」
「早過ぎってことはないだろ。陽ィ昇ってるしよぉ」
「そういう問題じゃないからね!? そもそも年頃の女の子の部屋に来るな!」
「え……年頃のオンナノコとか、どこに」
「殴るわよぉ!? フツーは人に見られたくないものの一つや二つ…」

言い、止まる。
この場合下着類であったりがそれに当たるが、ナツにはどういう訳か初期の頃に見られてしまっていて、正直、下着を見られることへの羞恥心に今更感がある(それも女子としてどうかと自分でも思うが)。
しかし、今日は違う。

見られたくないもの。

ある。

昨夜仕掛けてしまった。

とんでもない爆弾が。

「……ねぇ、ナツ。一つ確認して良いかしら?」
「な、なにもやってないぞ!? 部屋入ってきて、直ぐこっち来たんだからな!?」

だから般若の顔すんな、と珍しく慌てふためくナツ。その姿に引っ掛かりを覚えながらも、「とりあえず」聞いてみる。

「あたしの机の上は、見てないのね?」
「はぁ? 机? なんでだよ」

案の定、ナツからは素っ頓狂な声が返ってきた。そうよね、食べ物じゃないもんね、鼻利かないわよね。
安堵の息をつき、「それなら良いの」と再度ナツの顔を見上げると、ナツは斜め上に視線を泳がせて何かを考えている風だった。
第六感が、警鐘を鳴らす。

「ナ、」
「机の上だな?」

ニヤリと人より尖った竜牙が見せて笑うと、ひょいと身を翻して足早に作業机に向かってしまった。慌ててルーシィもベットから足を降ろし、ナツを止めようとしたが、ルーシィの手が届くよりも前にナツはシールが貼られた簡易な封を開けていた。
当然のように、中に仕舞い込んでいた手紙も広げられる。

「返して!」

怒りか羞恥か、顔に熱が集まるのが分かる。叫び、精一杯手を伸ばして奪い返そうとするが、そこは男女の差でナツの頭上に上げられてしまったそれには届きようがない。取り返そうと必死に跳ねたりナツに体重をかけたりしてみても、当人は何処吹く風と全く気にせず読み進めていく。
しばらく押し問答を繰り返していたが、元々短い文章だ。活字を嫌うナツでも直ぐに読み終わってしまったようで、便箋に注がれていた意識が目の前で抵抗するルーシィに移る。
そして、眉を八の字にして尋ねた。

「なぁ、ルーシィ。これ何だ?」
「……手紙、よ」

もしかして、こいつには恋愛感情のみならず恋愛に関する単語まで欠如しているのだろうか。ルーシィは内心で苛立ちながら、ぶっきらぼうに答えた。その返事に、ナツの表情が更に歪む。

「手紙なのか? でもよぉ…」

言い、再度手紙に視線を滑らせた。

「宛名がねぇぞ、これ」

見せられた便箋の最上段。
書き留められた文字は、「Dear.」ただ一つ。

「あ……」

そうだ。この手紙を書く時に、せめてもの抵抗と宛名だけは空白にしたのだ。実際に渡す訳ではないし、もし罰ゲームをやった証拠を見せろと言われた時に堂々と見せられるように。
つまり、ナツにこれを見られた所で誰宛か分からないのだ。思い出すよりも前に昨夜思い描いていた本人が来てしまったのだから失念していた。
これなら、理由になる。

「だ、だってそれ、罰ゲームで、」
「この先に続くの、オレの名前だろ」

……………………え。

いま、なんて。

目を白黒させて、ナツを見上げる。頭の中は真っ白なのに、身体中が沸騰するように熱くなっていった。開いた口が、塞がらない。
言葉が出ず、束の間ナツと見つめ合う。すると、不意に目が細められ、口許が吊り上った。どきん、と胸が締め付けられ、鼓動が早鐘を打つ。

「手紙、オレにくれるんだろ?」

見た目の歳に似合わない、無邪気な笑顔。

「ミラに貰ってこいって言われたんだ」

その笑顔にこの日始まりのスカイアッパーがお見舞いされた。



恋文
君に伝えたい言葉を紙きれ一枚に詰め込んで。
たった一言、「ありがとう、大好きだよ」と告げる。















「ミラ、先程のあれは少しルーシィが可哀想だ。涙目でギルドを出て行ったぞ」
「あらあら、嬉し泣きかしら」
「どちらかと言えば羞恥心だろう。私が言ってるのはそれではない。ロシアンルーレットだ」
「何のことかしら」
「惚けるな、ミラ。あれの中身は全て違ったのだろう。私の中身はチーズケーキだったぞ。ジュビアは何も入っていなかったらしいしな。元々、何が当たってもルーシィが当たりないし外れになるようにしたのだろう?」
「んー、今月も家賃大変って言ってたから。でも、ルーシィにばっかり援助してたんじゃ不公平でしょ?」
「また取ってつけたような理由を……では、ラブレターを書かせたのは何故だ。ミラが楽しむためか」
「それもあるけど…あっ、ナツー!」
「何だよ、ミラ。ていうかルーシィどこだ?」
「ルーシィは先に家に帰りました。でも、今夜は遊びに行っちゃダメよ?」
「何でだよ」
「明日、ナツに渡すものがあるからその準備をしてるはずよ。だから明日までのお楽しみ、ね」
「何かくれんのか!? それって朝なら良いのか?」
「えぇ、夜の内に済ませてしまうと思うから」
「よっしゃー! 分かった! サンキューな、ミラ! オレ帰るわ!」
「また明日ね~何を貰ったか教えてね~」
「……………………ミラ」
「だって楽しいじゃない」



2012.06.06.
情熱的な文章は夜なんだろ。
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