気侭日記

気侭にのんびりと更新中。

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2012-03-07-Wed-17:13

【 小説付き 】 211

▼孤独なる者

ダークロザリーは笑わないんじゃないかなんて凄く今更な話である。
ディス2はダークロザリーの件が全力で身震いする程度に好きです大好きです。
罪人ENDとか怖くてできないけどあれ一番切なくて資料見るだけで泣きだしそうになります。
カエルENDはちょっとどうでもいいですね(((((
ノーマルENDが普通に一番好きなんですけど、アデルとロザリーが戦ってその中で想いを通わすとかそんなでも僕的にはとっても美味しいです。描けばいいんですよね、描けば(^0^=^9^)ッアー!
孤独だったら時間以上に一緒にいてやるよとかッアーーーー!!悪魔って素敵だね時間が!!!!!
そういえばアクセサリー描くの忘れたね…これもいまさらだね…ハハハ

赤髪の新刊読んだら見事に1巻から7巻まで読み返してを一日中繰り返してました。
少女漫画は…いいぞ…!!!
この話はまた今度語ろうな。

追記にまたお話でも。
そろそろ萩野は片思いを書くべきだと思いました(・ヮ・)ワォッ
ベタ甘ゲロ甘と、どれだけ突き落とすんだよってくらいのシリアスが…得意分野です…
シリアスはディスガイアでしか描いたことないなぁと思うわけですが。
いやさすがに現代もので刺し違えるエンドとかそれ普通に…HANZAI…

▼ 06. 冗談なんて通じないよ【バカテス/ムツ愛】













 時と場合は選ぶべきだったと後悔した。



 嫌いではないけれどその人に会いたくないタイミングというものは誰にでもある訳で。
「お、ムッツリーニ君だ」
 まさに今、この瞬間、康太にとっての「その人」に会ってしまったというのが現状である。
 さてどうやってここを切り抜けようかと頭をフル回転させていると、対する相手は康太の考えを知ってか知らずかずいずいと迫ってきた。
「なになに、これからどこ行くの? もしかしてまた写真の取引とかかな?」
「…………自惚れるな工藤愛子」
「うん?」
「…………俺の行動パターンが分かったように言うな」
「そっかあそれは残念だな~じゃあさっきキミがカバンに隠した包み紙、ボクが見ても大丈夫だよね?」
 愛子が指差したのは、康太のカバンからはみ出している茶封筒。愛子との出会い頭で瞬時にしまったのだが、入りが浅かったようだ。康太は相手につけ入る隙を与えたことに悪態づいたが、それよりもこの状態を切り抜ける方が先だと自らを制する。
 とにかく会話を終わらせよう。そうすれば一先ずこの場から脱出できる。
「…………断る」
 康太は不機嫌に短く返答をした。
「どうして」
「…………必要ない」
「キミが女の子の写真売ってるの、フツーに知ってるよ?」
「…………何の話か分からない」
「パンツの写真があっても引いたりしないし」
「…………知らん」
「むしろムッツリーニくんはどんなパンツが好きなのかな?」
 ボタボタボタボタボタ。
「…………興味ない」
「あはははっ、そんな意地にならなくたって良いのに。まあそういうところも可愛いと思うけどね」
「…………不名誉……ッ!」
 康太が歯軋りして愛子を睨みつける。愛子はというと、康太の反応を楽しんでいる風に八重歯をみせて笑っていた。
 相手に余裕があってこちらが困窮している状況は、康太にとって面白い話ではない。そもそも、康太は口数が少なく誰と話しても会話が弾まないため仲の良い友人でもなければ食い下がって話すことはない。ましてや女子が積極的に話しかけてくることなど、今までなかったことだ。それに、女子にとって写真を撮ってばかりいる康太は好ましい存在ではないのだから。
 だからこそ、康太には愛子からどうすれば回避出来るかが分からない。"普通"の女子であれば無言を貫けば話すことを諦めるし、そうでなくても簡単に撒くことはできる。

 何が問題なのか。

 目の前にいる工藤愛子が"イレギュラー"であることが問題なのだ。

 無言を貫こうとしても康太を刺激するような言葉を連呼して無理にでも会話を繋げるし、水泳部に所属してることもあり周囲より身体能力が秀でているため撒くのにも一苦労する。撒けないわけではない。ただ、その労力を割いてまで逃げたいと思っていなかった。理由なんて―――もう分かっている。

「ど……どうしたのかな? ぼ、ボクの顔に何かある?」
 じっと見つめられたことに動揺しているのか、珍しく愛子がしどろもどろになる。
「その……そんな真っ直ぐ見られると、あの……」
「…………何でもない」
「何でもないの!? 人のことドキドキさせておきながらそれはないよ!」
「…………お前でも慌てることがあるのか」
 康太は仕返しとばかりにふん、と鼻で笑う。愛子は顔を真っ赤にして康太を睨みつけた。
「あるよ! 似合わないとか思ってるんでしょ!」
「…………別に。お似合いだろ」
「むー! そうやってボクを動揺させて追い払おうとしてるんでしょ! そうはいかないよ! こっからは通せんぼなんだからねっ!」
 それは困る。
「ムッツリーニ君のばかっ! 人のこと純情踏み躙るからだよっ」
「…………どの口が純情を騙るんだか」
 ともあれ、愛子もムキになってしまって平和的に(会話だけで)切り抜けることはできそうにない。
 さてどうするかと考えて、ふと先程の茶封筒が目に入った。
「…………工藤。茶封筒の中身を教えろと言ったな」
「ん? うん、一番最初に言ったね。何なに、やっと見せてくれる気になった?」
「…………見せん」
「なんだあ、だったら」
「だが中身は教えてやる」
 ひと呼吸置いて、続ける。

「…………写真。お前の」

「…………………………は?」
 康太の言葉に、愛子が固まった。一度顔から引いた紅色が、みるみる内に戻って表情を彩っていく。
「…………俺は言った」
 ぶすっとして康太は愛子の横を通り過ぎる。しかし、間髪をいれず思わぬ方向に体重が傾いた。
「…………手を、離せ……ッ」
 康太の左腕はしっかりと掴まれていた。
 他でもなく、愛子に。
「ムッツリーニ君」
「…………冗談だ」
 追及される前に振り向かず自分の発言をバッサリ切り捨てる。愛子は「あはは、やっぱりそうだよね~」と笑って手を離す、そう思って。
 しかし、彼女の手は一向に離れる気配はなく、俯いた顔も上がらない。顔が見えなくても、小刻みに震えているのは感じた。
「…………工藤?」
 思わず抵抗を辞め、愛子の方を向く。短いライム色の髪から少しだけ覗く耳が、真っ赤なリンゴ色に色付いていた。どくん、と大きく心臓が脈打った。
「…………冗談だと言っただろう」
 愛子になら冗談が通じると考えたことを後悔した。
 こんなことになるなら窓からでも逃走を図れば良かった。誰か売って時間稼ぎをすれば良かった。

 だから「今」は会いたくなかったのに。



冗談なんて通じないよ
「ボクがキミのこと、冗談じゃないくらい好きだって言ったよね」



「…………それを冗談だと言って欲しい」
「それは無理なお願いだな~」
「…………何故」
「えっ、また言って欲しいの? ボクがキミのこと」
「…………ッ言わなくて良い!」



*********
一度言ったら愛子の方は思いきれるんだろうなぁと思うわけです。
言うまでが大変だろうけども。
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